おはようございます。
今日はリュウキュウコスミレのご紹介です。
葉っぱもハート型で可愛らしいです。
春先に咲くのですが、コスミレを見つけたら嬉しい気持ちになります。
リュウキュウコスミレは、南西諸島に自生するスミレ科スミレ属の多年草です。沖縄をはじめとする亜熱帯地域に分布し、可憐な花を咲かせることから観賞用としても人気があります。
リュウキュウコスミレの特徴
学名:Viola yedoensis f. pseudoselkirkii
分類:スミレ科スミレ属
分布:日本(奄美諸島、沖縄諸島、八重山諸島)、台湾、中国南部
生息環境:海岸近くの草地、林縁、道端などの日当たりの良い場所
形態的な特徴
花:
花期は2月~4月(沖縄では1月から咲き始めることも)。
花色は淡紫色から濃紫色で、中心部が白くなっていることが多い。
花径は1.5~2cmほどで、スミレ特有の距(きょ:花の後ろに突き出た部分)を持つ。
葉:
ハート型(心形)で縁に鋸歯(ギザギザ)がある。
葉の表面は緑色で、裏面には紫色がかることもある。
草丈:5~15cm程度で、地面を這うように広がる。
生態と特徴的な習性
亜熱帯気候に適応しており、冬でも葉が枯れにくく常緑に近い性質を持つ。
地表を這うようにランナー(匍匐茎)を伸ばし、群生しやすい。
自然交雑しやすく、地域によって花の色や形に変異が見られる。
リュウキュウコスミレの楽しみ方
春の訪れを告げる花として、散策中に見つけると季節の移り変わりを感じられる。
海風にも強く、岩場や砂地にも生えるため、海岸近くでの自然観察に最適。
他のスミレよりも温暖な気候を好むため、沖縄ならではの植物といえます。
まるま荘周辺での観察ポイント
海沿いの道や林縁に自生していることが多く、2月から4月にかけて花を楽しめます。
小さな紫色の花を目印に、日当たりの良い場所を探してみましょう。
おわり